新卒ポーカープレイヤーのブログ

意識高めの大学生だったのに急に色々終わっちゃって新卒を捨てた男がポーカーで生計を立てたくてとりあえずオーストラリアで頑張ってみる話 Twitter:https://mobile.twitter.com/alcohol_hole_

大事なのは稼ぐ額じゃなくて稼ぎ方って話

「How can I help you?」来店したお客様に笑顔でそう問いかける自分は、むしろ助けてほしかった。

「Is everything alright?」食事中のお客様に笑顔でそう問いかける自分は、全然大丈夫じゃなかった。

「Have a good night!」退店するお客様に笑顔でそう問いかける自分は、夜な夜な一人涙を流していた。

 

オージー経営の似非日本食レストランでウェイターのバイトを初めてから、さりげなく4カ月が経った。4ヶ月と言えばスラムダンク1巻~31巻ぐらい、桜木なら今ごろ湘北の救世主になっているころだが、自分は依然、週末夜の数合わせ要員のままだ。何故なら、業務中もいつもギャンブルのことを考えており上の空、さながらピタゴラスイッチのような奇跡的なミスを連発しまくっているからである。

 

自分はもとよりそんなポンコツだったというのに、ここ最近、バカラで250時間労働相当の大金を失ってというもの(前回記事参照)、業務中に以前にも増して集中出来ていない。休憩中に同僚とコミュニケーションを取る気力すらもなくなってしまい、職場での肩身はグングン狭くなっている。あまりの圧迫感にそろそろ鎖骨が折れてしまいそうなほどに。

そのストレスと将来の不安を身体が感じ取っているのだろうか、最近は生活習慣は乱れ、飲酒と喫煙は増加し、抜毛症は悪化し、体重は激減し、ついには風邪も引いてしまった。風邪なんて、日本では二郎を摂取して一発で治してきたのだが、オーストラリアではどう治せばいいのか見当もつかない。ただただ苦しむことしか出来ない、そんな日々が続いた。

 

もともと、普通の生活観、普通の労働観、普通の金銭感覚、普通の社交性を失わないために始めたバイトだったはずなのに。そこから得た給料を元手に軽い気持ちで始めたバカラに、それら全てを破壊されてしまった。あぶく銭の100万円に、金銭面のみならず生活面も左右されてしまったのだ、なんとも情けない。

「何でバカラをやってしまったんだろう」「何で日本円にまで手を出してしまったんだろう」「何で少し勝った時にやめられなかったんだろう」と、気が狂いそうなほどに脳内で懺悔を繰り返した。それもそのはずだ、もともと安定圏内ピッタシだった来年度の必要資金のうち$5,000を自ら溶かしてしまったのだから。

どうすれば$5,000を取り返せるのだろうか。最近はそればかり考えていた。今から帰国までバイトだけするか。いや、シフトが圧倒的に足りない。今から帰国まで農場で働き続けるか。いや、前回のイチゴ農場(過去記事参照)のようなところに当たったらそれこそ最悪だ。とっとと帰国して長期治験でもするか。いや、そもそも案件が少ないし選考に通る確証もない。

 

 

 

 

 

 

 

ああ、もうポーカーしかないのか。

 

 

 

 

 

 

 

自分はようやく気付いた。そして残りの生活をポーカーに捧げる決意を固めた。運が悪ければ普通に勝ち越せないまま終わってしまう、はたまた破産してしまうような資金しか持ち合わせていない。しかし結局、ひたすらにポーカーの稼働時間を増やすことが、来年度の必要資金を取り戻せうる最善の道なのだ。

「本当に大事なのは広めることじゃなくて広め方。稼ぐ額じゃなくて稼ぎ方。」T-pablowもそんなことを言っていたが、まったくもってその通りだ。相応の過程が伴わぬまま得た金銭には、主観的な価値は生まれないのである。バイトとポーカーで得た金だけが入っている現在の財布は、心なしか先月よりも重く、ズボンがよくずり落ちてくる。

 

思えば3か月間、奇妙な回り道をした。もはや新卒バカラプレイヤーのブログになっていた当ブログだが、あと2ヶ月ほどでオーストラリア滞在が終わってしまうだろうこのタイミングで、ようやく真の新卒ポーカープレイヤーブログに昇華した。

カジノから徒歩3分の新居への引っ越しも確約した。稼働時間を今までの3倍4倍にする覚悟も出来た。もしかしたら不運に見舞われて一瞬で破産してしまうかもしれない。もしかしたら順当に今までの3倍4倍のペースで勝ちをあげられるかもしれない。どうなるかはわからない。本当にわからない。でももう、やっていくしかないのだ。

 

 

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