新卒ポーカープレイヤーのブログ

意識高めの大学生だったのに急に色々終わっちゃって新卒を捨てた男がポーカーで生計を立てたくてとりあえずオーストラリアで頑張ってみる話 Twitter:https://mobile.twitter.com/alcohol_hole_

もともと堅実なタイプっていう話

  100万円。これは、ワーキングホリデーで海外に移住するための初期費用の相場である。「英語力を磨くために学校へ通わなければならないかも」「卒業後も職が見つかるまで時間がかかるかも」「そのほかにも何かトラブルがあるかも」初の海外生活への様々な不安を補償するのに、妥当な額だと言えるだろう。

自分はもともと堅実なタイプだ。もちろん20万円しか持ち込まなかった。さらに、すでに家賃、携帯代、食費などを払って現在残金は17万円ほど。「自分の英語力とキュートな笑顔があればオールオッケーだろう。」という天才的な予測をしていたため、この財布事情はまあ計算通りだった。しかし、一つだけ問題がある。職が無い。

 

 

 自分には、オーストラリアでバーテンをしたいという強い気持ちがある。というのも、以前やっていたバーテンのバイトが相当楽しかったからだ。大好きなアルコールに囲まれ、常連達と会話をしながら、キッチリお酒を提供する。あれを海外でもやれたら、あのとき以上に素敵な繋がりと思い出が出来るはずだ。

しかし、そこには落とし穴があった。オーストラリアではRSAという資格が無いとバーでは働けず、しかもその発行には最短でも3週間ほどかかってしまうらしい。さらに、自分が訪れた都市ケアンズは、バーらしいバーが2店舗しかなく、求人している様子もない。ウケる。

そんなこんなで、すでに別都市への引っ越しを考えているが、賃貸契約等の事情により向こう三週間ぐらいはケアンズを出られない。しかし、その間に働きもせずダラダラしていたら、あっという間に直近の生活が破綻してしまう。

 

 

ここで自分の頭に浮かんだ選択肢は二つだ:

①農場や土産屋で雑用をして稼ぐ

②カジノ行ってポーカーで稼ぐ

 

 

 自分はもともと堅実なタイプだ。さっそく祖父母がくれた就職祝いの5万円を握りしめ、カジノへ出向いた。ただ、ケアンズのカジノはレートがそこそこ高く(AU$2-5)、一回のプレイで1万円以上が動くのもそこまで珍しくはない。

周りのプレイヤーがヘラヘラ笑いながらプレイする中、自分は終始真顔だった。それもそのはず、一人だけ生活を賭けているのだから。次々に投げ入れられるチップの表面には、チラチラと祖父母の優しい笑顔が映る。そのたび自分に「俺はいまポーカープレイヤー。就職先はカジノ。何も悪くない。」と言い聞かせ、テーブルに集中した。

 

 

就職祝いの5万円は、無事7万円になって帰ってきた。運が良かったのもあるが、本当にプレイヤーのレベルが低かった。時給換算するとほぼ1万円、トップキャバ嬢レベルだ。コレはやめられるわけがない。

自分はもともと堅実なタイプだ。負ける勝負はしない。明日からも冷静沈着に、感情的なプレイには走らず、EV+なプレイで、淡々と勝ちを積み上げていきたい。